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『正座と日本人』丁宗鐵(4)松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇

 残念ながら、正座の謎はまだ解けない。そうこうしているうちに、いまでは、世界中で正座を正式儀礼としている民族は日本だけになっている。
東アジアでも生活習慣のなかでの一時の正座はあっても、それが儀礼化されることはあまりない。むしろお隣りの韓国がそうであるように、立て膝で立派な儀式をおこなうことが少なくない。イスラム圏も、儀礼の途中でいったん正座はするが、それが10分、30分、1時間に及ぶことはありえない。
日本のマナーはどこかでとんでもないものを取り入れたのだ。いや、作り上げたのだ。それが日本近代史によるものか、「道」に対する謹厳実直によるものか、それとも捩れた日本イデオロギーによるものか、このこと、そろそろ根底から問いなおしたほうがいい。

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Tuesday 11/24/2009

『正座と日本人』丁宗鐵 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇

 そうなのである。たしかに徳川中期から武士たちは正座をすることが目立ってくるのだけれど、これはおおげさにいえば幕藩体制の支配強化がもたらしたもの、藩主や上司に下の者が服従するための押し付けだった面がある。あるいは礼儀を上意下達するためのものだった面がある。二木謙一の『中世武家儀礼の研究』(吉川弘文館)では、3代家光の時期、各大名が将軍に拝謁するときに正座をするようになったと示されている。
 これに応じたのが藩主や儒者だった。岡山藩の池田光政に仕えた熊沢蕃山、林羅山に学び赤穂藩で軍学を教授した山鹿素行の肖像画は、正座をして端座の姿勢をとっている。荻生徂徠も太宰春台も正座の肖像画がのこっている。これがしだいに広まり、定着したのは8代吉宗のころだったろう。
 これに対して、国学者たちはもっぱらアグラだったのである。ここがおもしろい。戸田茂睡、荷田春満、賀茂真淵、本居宣長、いずれもアグラ姿の肖像画になっている。その国学者たちが正座をするようになるのは幕末で、それは吉田松陰(553夜)の肖像は都合8点がのこっているのだが、萩の自宅に所蔵されていたオリジナルがアグラであるのに対して、その後に描かれたものがすべて正座になっていて、ここに、国を憂える者も正座でなければならなくなったという精神的姿勢論が加わったとみなせるのだ。
正座とアグラ(松田松陰の肖像)

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『正座と日本人』丁宗鐵 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇

 アジアの風習を渡ってきたのだから当たり前のことだが、仏像にも正座は少ない。如来は結跏趺坐(けっかふざ)が多く、菩薩や座禅は半跏趺坐(はんかふざ)が多い。結跏趺坐は高級アグラのようなもの、左足を右腿の上に置き、次に右足を左腿の上にのせる吉祥坐(きっしょうざ)と、その逆に右足から組む降魔坐(ごうまざ)とがあるけれど、ぼくは若いころは降魔坐が好きだったのに、それがあるときから痛くなって、いまはもっぱら吉祥坐か、半跏趺坐である。なぜだろうか。
 輪王坐(りんのうざ)という坐り方もある。片膝を立てて手を後方につく。浮世絵や風俗画のようで、女っぽい。輪王坐の仏像としては室生寺の如意輪観音が有名だが、十文字美信(1109夜)の立体写真でこれを見たときは、その官能力に息を呑んだものだ。
 そういうなかに正座の仏像もときどき混じったのである。2年ほど前にあらためて拝んだが、三千院の勢至菩薩の正座像などがその一例だ。亡者を迎えにいく来迎式だから、衆生を招き入れるために思わず跪いたにちがいない。
 僧侶もめったに正座をしなかった。アグラに似た楽坐か半跏趺坐(あるいは結跏趺坐)が多く、読経のときは立つほうを正式にした。仏僧がやたらに正座をするようになったのは、明治の廃仏毀釈以降のことなのだ。

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『正座と日本人』丁宗鐵 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇

古代このかた、日本人はいろいろの「すわりかた」をしていた。体の前で足の先をゆるく組むのが安座(あんざ)、ふくらはぎあたりでやや深く組むのが胡座(あぐら)、両足の裏をぴったり合わせるのが楽座(らくざ)、正座状態から足を左右にはずして尻を床につけるのを割座(わりざ)と言い、和式で用便するときのように足を開いてうずくまるウンチング・スタイルを蹲踞(そんきょ)、正座の爪先を踵(かかと)に乗せてしまうのが跪踞(ききょ)、片方の膝を立てるのを建膝(たてひざ=立て膝)などと言った。
 それで正座はどう呼ばれていたかというと、跪坐(きざ)とか端坐(たんざ)と呼ばれた。和語ならば「かしこまる」「つくばう」である。群馬県太田の古墳からは、正座をして両手をついて跪(ひざまず)く正装の男性像が出土している。その男性の前に椅子に座る男性がいて、これはおそらく祭司だと考えられるから、この正座の姿は神や祭司に対して恭しい礼をとっているのであろうと思う。そのように、何かに畏(かしこ)まるのが正座だったのだ。

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「アニメの殿堂」ハコモノ中止でも発信を…文化庁(読売新聞) - Yahoo!ニュース

「アニメの殿堂」ハコモノ中止でも発信を…文化庁
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読売新聞
 「無駄遣いの象徴」「ハコモノ行政の典型」と批判を浴び、民主党政権がいち早く建設中止を決めた「アニメの殿堂(国立メディア芸術総合センター)」について、文化庁は、16の研究機関などの機能を結集し、作品展示や収集、調査を手分けする「共同事業体」構想を代替案として打ち出した。  EU(欧州連合)のメディア総合施設とも連携する計画で、117億円だった予算は年2億円規模になる。

 漫画通を自任する川端文科相は、アニメーションなどメディア芸術の重要性は認めており、廃止決定後は情報発信などの方法が問題になっていた。  計画によると、共同事業体は、アニメ、マンガ、映画、ゲーム、「メディアアート」の5分野で実績がある大学、企業など16からなり、うち三つはオーストリアなどEUのメディアアート先進国の研究・展示機関。

 このうち、「京都国際マンガミュージアム」などで作品の展示を、東京・秋葉原の民間施設「東京アニメセンター」などが「情報発信」を、東京大、東京芸大などが研究を分担する。  建物の新たな建設はしないが、これらの機能を調整したり、共同事業を発案したりする「拠点」を都内で借りる。施設の賃貸料や運営費などは年間2500万円で済みそうだという。

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Saturday 11/21/2009

藤幡正樹はなぜ出品を辞退したのか

取材・文:小崎哲哉(ART iT編集部)

アーティスト、藤幡正樹が、ヨコハマ国際映像祭開幕前日の記者会見で「出品辞退」を宣言し、関係者に衝撃を与えている。宣言の背景には何があったのか? 作家と映像祭ディレクター、横浜市の担当者ら関係者に取材した結果をレポートする。

via art-it.asia

横浜でなんかやろうとすると、第2回トリエンナーレ然り、どうもゴタゴタする印象。。

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Thursday 11/19/2009

Wednesday 11/18/2009

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Friday 11/13/2009

Thursday 11/12/2009

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