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「江戸の粋」は裏に凝る
裏といえばまず思い出されるのが、江戸っ子の羽織に使われた裏地です。江戸時代には、贅沢を禁止する「奢侈禁止令」が何度も出され、身分によって着 るものが厳しく制限されました。そこで、武士以上の経済力を持つようになっていた富裕な町人たちが奢侈禁止令に対抗してやったのは、羽織の裏地に凝るこ と。表地はお上のお触れに従って地味を装いながら、隠れた裏地に凝って贅を尽くしたといいます。裏だからこそ表現できる自由で、お上の「裏をかき」、江 戸っ子の意地を通したのです。裏のおしゃれは江戸っ子好みの「粋」であり、ちらりと垣間見えるそれを見逃さず気づくことのできる人が「通」。逆に、それを ひけらかすのは「野暮」と笑われたのだとか。隠れたところ、小さなところに心を尽くす、日本人特有の美的感覚と言えましょう。
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Wednesday 2/9/2011
2:48pm (136 notes)